船井note

独立型社会福祉士支援委員会 研修会

令和8年1月24日、
第3回 2025年度 香川県社会福祉士会 独立型社会福祉士支援委員会 研修が開催されました。

記念講演の講師には、
一般社団法人SocialReform 代表理事・三林達也先生をお迎えしました。

三林先生は、一般社団法人和歌山県社会福祉士会の理事を務められており、
一般社団法人のほか、合同会社SRを経営・運営されています。
社会福祉士として「居住支援」を専門に実践されている独立型社会福祉士です。

三林先生の行う居住支援は、
県の指定を受けた居住支援法人として、住宅確保要配慮者が民間賃貸住宅へ円滑に入居できるよう、住宅情報の提供や相談、入居後の見守りなどを行うものです。

ここでいう住宅確保要配慮者とは、
高齢者、障害者、低所得者、子育て世帯、刑務所出所者など、
住宅の確保に特に配慮が必要な方々を指します。

また、三林先生は、
虐待やDVなどの事情があり、既存のシェルターや救護施設には行きづらい方のために、
一時的に安心して暮らせる住まいとしてのシェルターを自ら整備されています。
マンションや戸建てを法人として購入・活用し、
「一時的な住まい」から「次の住まい探し」までを支援されているとのことでした。

さらに、合同会社SRでは、
居住支援に必要な仲介業・賃貸業を並行して行うことで、
住まいに関する支援をワンストップで提供できる体制を構築されています。
この仕組みが、支援のスムーズさにつながっています。

今後は、居住支援を利用された方々を対象に、
当事者交流会の実施や、
社会的孤立を防ぐためのシェアハウスづくりにも取り組んでいきたいという展望も語られました。

また、不動産オーナーへのアウトリーチにも力を入れ、
住宅確保要配慮者を受け入れることのメリットやリスクを丁寧に説明することで、
「大変そうなケースでも受けてみよう」と協力してくださるオーナーが増えているそうです。

和歌山県を中心に、こうした先進的な居住支援に取り組まれている三林先生ですが、
他にも、成年後見人受任、行政からの委託事業や、
その他、勉強会・見学会など、幅広い分野で活動されています。

講演の中で特に印象に残ったのは、
「理念と経営のバランス」という言葉でした。

独立するにあたって、
まずは経営の安定を目指し、
自身の専門性を活かして複数の働き方を組み合わせながら収入を確保する。
そして、徐々に本当に取り組みたいソーシャルワーク実践へと広げていった、というお話は、
独立型社会福祉士として非常にリアルで、説得力のあるものでした。

 

「社会にとって必要なことをしていれば、
お金は少しずつついてくる」

その言葉には、実践に裏打ちされた重みがありました。

私自身も独立型社会福祉士として活動していますが、
事業内容は違っていても、
ソーシャルワークへの想いや、理念と経営の考え方には、
大いに共感する部分がありました。

今回の研修で三林先生にお越しいただいたことで、
あらためて自分自身の実践を見つめ直す、
大きな刺激と学びを得る機会となりました。

三林先生、ありがとうございました。

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